犬の口臭には原因があるの?主な原因とそのための対策について
犬を飼育している家庭は多くなってきましたが、犬の口臭対策を行っているケースはまだ少ないようです。
しかし愛犬があくびをしたときやスキンシップをとったときなどに、口臭が気になるという飼い主が多いのも事実です。
放っておくと臭いがどんどんエスカレートしていき、我慢できない程の悪臭を放つこともあります。
犬の健康にも関わってくるので、小さい頃からしっかり対策しましょう。
大きくなってからでもできる対策はあるため、口臭に気がついたら早速対策をしてください。
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その口臭の原因は?
考えられる口臭の原因はいくつかありますが、最も多い原因は歯の汚れです。
人間と同じように、食べかすや歯垢がつくことで独特の悪臭が発生します。
特に高齢犬は唾液の分泌が減って歯垢がつきやすくなるので、注意してください。
その他小型犬も歯垢がつきやすいと言われているので、気をつけましょう。
歯の汚れが原因の場合は対策しやすいですが、身体の中からくるものの場合もあります。
この場合、胃や肝臓などの内臓系にトラブルを抱えていることが多いようです。
どちらが原因か見極めるためにも、簡単な方法で口臭の原因をチェックしてみることをおすすめします。
タオルや濡れティッシュなどを愛犬の口の中に入れ、歯や歯茎を拭いてください。
それが臭っていなければ、もしかしたら身体の中からくるものかもしれません。
毎日の積み重ねが大切!
口臭を防ぐには、やはり歯磨きをすることが1番大切です。
犬の場合は、フードを食べてから48時間経つと歯垢が歯石に変わると言われています。
歯石になると自分では取るのが困難になるので、その前にキレイにしましょう。
毎食後のケアが理想的ですが、犬が大きくなってからケアを始める場合はそれが難しいものです。
1日1回でも良いので、歯磨きは楽しいものだと認識させるように根気強くケアしましょう。
歯磨き後にご褒美を用意するのも良いでしょう。
犬専用の歯磨きペーストには犬好みの味がついているものもあるので、そのようなアイテムを利用するのもおすすめです。
歯ブラシが苦手な場合は、歯磨きシートを使用してみてください。
前から拭こうとすると怖がる場合があるので、はじめはコミュニケーションをとりながら後ろからそっと拭いてあげましょう。
それ以外にも、口臭予防スプレーやサプリメントなどを使って対策する方法もあります。
ひどい場合は病院に行こう
長年ケアを怠っていた場合は、たくさん歯石がついていたり虫歯になっていたりする場合もあります。
ひどい場合は歯周病になっていることもあるので、臭いがひどいと感じる場合は1度病院で診察してもらいましょう。
歯周病が進行すると内臓系に影響を及ぼす他、顎の骨が溶けることもあります。
愛犬の身体のためにも、早いうちに歯石を取り除いてもらうことが大切です。
虫歯がひどい場合は、抜歯する場合もあるでしょう。
これらは全身麻酔による治療になると思うので、特に高齢犬の場合は医師とよく相談した上で判断してください。
病院では、普段のケア方法なども詳しく教えてもらうことができるでしょう。
病院で教えてもらった方法で毎日ケアするだけでなく、定期的に診察してもらえば万全です。
また定期的に健康診断も受けるようにしましょう。
特に7歳以上の犬は高齢犬の仲間入りになるので、定期的に検査する必要があります。
そうすれば疾患に気が付くことができますし、身体の中からくる臭いを防ぐこともできます。
まとめ
口臭の原因や対策方法などをまとめましたが、いかがでしたでしょうか?
まずは愛犬の口臭の原因を探ることからはじめてみましょう。
犬も歯にトラブルを抱えると大好きなフードやおやつを満足に食べられなくなるため、ストレスが溜まるものです。
歯磨きなどのケアは口臭予防だけでなく虫歯予防にも繋がるので、毎日必ず愛犬に合ったケアをしてあげるようにしましょう。
また大人になってからでも遅くはありません。
気がついたときがはじめ時なので、今日から早速ケアをはじめてくださいね。