内臓のトラブルから来る犬の口臭の特長や注意点について

犬の口臭

犬の口臭はほとんどが口の中のトラブルが原因で発生すると言われています。
しかし中には、内臓のトラブルから口臭に繋がっていることもあるため注意が必要です。

 

全部ひとまとめに考えられがちな口臭ですが、実は原因によって臭いが異なるので臭いの特長を理解して嗅ぎ分けましょう。

 

臭いの確認と一緒に、目視でも口腔内の隅々までチェックしてください。
愛犬のためにも、口臭から身体のトラブルにいち早く気付いてあげましょう。

 

口の中のトラブルが原因の臭いの特徴は?

 

口臭の原因で最も多いのが、歯周病などの口の中のトラブルです。
約8割がこの歯周病が原因とされているため、口臭が気になったらまずは歯周病に当てはまるか否かチェックしましょう。

 

歯周病は生臭い臭いがするのが特徴です。
ガーゼやタオルなどで歯や歯茎を拭えば、より正確に臭いを確認することができます。

 

それと同時に、歯茎の腫れや出血がないかなども確認しましょう。
食事のときに食べにくそうにしていたり歯を気にしていたりするようであれば、歯周病の可能性がさらにアップします。

 

さらに進行すると、鼻水やくしゃみなどの呼吸器系の疾患が起こることもあります。
顎が溶けたり皮膚が破れたりするケースもあるようです。

 

歯周病は放っておくと内臓のトラブルを引き起こすことがあるため、口の中のトラブルだからと軽く考えてはいけません。

 

早めに診察を受けて、歯周病が原因で起こる内臓疾患を予防しましょう。

 

内臓のトラブルが原因の口臭はどんな臭い?

 

内臓にトラブルが起こっている場合は、歯周病の臭いとは異なる独特の臭いを感じるでしょう。

 

例えば腎不全や尿毒症などの腎臓系の疾患があるときは、アンモニア臭がすると言われています。

 

肝臓のトラブルも疑われるでしょう。
口からアンモニア臭がするのは不自然なので、すぐ異変に気が付くことができると思います。

 

慢性的な胃炎がある場合は、酸っぱい臭いを発します。
人間でも逆流性食道炎などが起こると胃酸の甘酸っぱい味や臭いを感じることがあるため、わかりやすいのではないでしょうか?

 

これらと比べて少しわかりにくいのが、糖尿病が原因の臭いです。
一般的にアセトン臭やケトン臭などと言われていますが、甘酸っぱい臭いと考えると良いでしょう。

 

リンゴや柿などの果物が腐った臭いを連想するとわかりやすいかもしれません。
またシンナーなどの化学薬品の臭いがすることもあるようです。

 

口臭と一緒にこんな症状があったら要注意!

 

口臭の確認の際は、必ず目視でも口腔内をチェックすることが大切です。
それにより口の中の癌に、早く気が付いてあげられる可能性が高くなるからです。

 

高齢になるほど悪性腫瘍が発生する確率が高くなると言われており、またできてしまうと他の部分に転移する可能性が高いと言われているのでよく観察しましょう。

 

生臭い臭いと一緒に歯茎や口の中の粘膜に黒い塊がないか確認しましょう。
これらがある場合は、悪性黒色腫が疑われます。

 

また歯茎が盛り上がっている場合は、悪性の繊維肉腫の可能性もあります。
歯周病の際も歯茎が腫れたり盛り上がったりすることがあるため、見分けができないこともあるでしょう。

 

しかし繊維肉腫の場合は1か月で2倍程の早さで大きくなるようです。
どちらも悪性度が高く進行するスピードも早いので、臭いと共に見た目にもこのような変化が表れたらすぐに病院に連れていきましょう。

 

まとめ

 

このように臭いの種類によって、疑われる身体のトラブルは異なります。
一般的には口のトラブルが原因で臭いが発生することが多いのですが、きちんと歯磨きをしていても口臭がするようならば医師に相談しましょう。

 

頻繁に口を触られるのを嫌がる場合は、あくびをする際やスキンシップをとる際などに口臭を確認してみてください。
食べカスが残っている程度ならば、それ程不快な臭いはしないと思います。

 

犬は人間の何倍ものスピードで年を重ねていくので、毎日口臭をチェックして小さい変化も見逃さないようにしてあげてくださいね。